車検で入庫した平成22年登録のスズキエブリィDA64Vの修理です。走行距離は151361kmです。
トランスファーのフロントアウトプットシャフトのオイルシールからトランスファーオイルが漏れてきていました。

トランスファーとは、エンジンからの駆動力を前輪と後輪に均等に振り分ける装置のことです。4WD車には必ずついている装置になります。

では、修理工程を簡単に紹介します。

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拭き取ってしまった後ですが、トランスファーオイルが漏れていた場所です。車両フロント側へのプロペラシャフトの付け根あたりがトランスファーオイルでベタベタに汚れていました。
オイルシールからのオイル漏れで間違いないのですが、トランスファーを分解しないとオイルシールを交換できません。なのでトランスファーを車両からおろします。

 
 
 
 
 
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トランスファーオイルを、排出口ボルトを外し抜き取ります。

 
 
 
 
 
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スピードセンサー・4WDランプスイッチ・4WD切換モーターのコネクターを外します。

 
 
 
 
 
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リア側のプロペラシャフトをリアデファレンシャルから切り離します。取付ボルトは4本。

 
 
 
 
 
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フロント側のプロペラシャフトも切り離します。こちらも取付ボルトは4本です。

 
 
 
 
 
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トランスミッションからトランスファーを切り離します。取付ボルトは9本。上部のボルトは取りにくいので、ジャッキを使用してトランスミッションを少し傾けて取りました。

 
 
 
 
 
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取り外したトランスファーです。

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トランスミッション側はこんな感じです。

 
 
 
 
 
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続いてトランスファーの分解です。4WD切換モーターを外します。

 
 
 
 
 
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トランスファーギアシフトケースを外します。

 
 
 
 
 
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スプリングピンを打ち抜き、フロントドライブシフトヨークを引き抜きます。

 
 
 
 
 
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ボルト12本を取り外し、トランスファーケースを開けます。

 
 
 
 
 
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フロントアウトプットシャフト側のスナップリングを外し、ベアリングを抜き取ります。

 
 
 
 
 
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トランスファーケースに当て木をして少し浮かし、フロントアウトプットシャフトを軽く叩いて抜き取ります。

 
 
 
 
 
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抜き取ったフロントアウトプットシャフトです。
オイルシールの当たり面には異常なキズなどはありませんでした。

 
 
 
 
 
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これが問題のオイルシールです。15万キロも走行しているので、単純に寿命でオイル漏れをおこしたと思われます。

 
 
 
 
 
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新品のオイルシールに打ち替えます。

ここからは逆手順で組み立てです。トランスファーケースとトランスファーギアシフトケースの合せ面はクリーニングして液状ガスケットを塗布します。

 
 
 
 
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トランスファーオイルを注入します。

 
 
 
 
 
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試乗してオイル漏れがないことを確認したら、作業完了です。

 
 



 
 
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。

 
 
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