停車時ならともかく、走行中に突然ワイパーが動かなくなると事故にも繋がりかねません。
入庫した車両はニッサンの平成17年式キューブBZ11です。
ではワイパーが動かなくなる原因をいくつか挙げてみます。

  1. スイッチの故障
  2. ヒューズ切れ
  3. ワイパーモーターの故障
  4. ワイパーリンクモーションの故障
  5. 配線の断線

今回ワイパーが動かなくなった時の状況は、「雪の日ワイパーを動かしたら止まった」という事でした。
大きな負荷がかかった事が理由なので、まず項目の2番・3番・4番の原因辺りが考えられます。
スイッチを操作すると、フロントワイパーだけが動きません。リアワイパーは正常に動きます。
ヒューズは大丈夫そうですが、念のため調べます。

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運転席下のヒューズボックスです。
赤丸のヒューズを抜いて点検。大丈夫でした。

では項目の3番・4番を点検します。

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ワイパーアーム左右とカバーを外します。

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ワイパーリンクモーションを点検。
外れ・曲がりなどは無く、特に異常は無しです。

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続いてワイパーモーターを点検。直接電気を流して調べます。
こちらも問題なく正常に動きます。

という事は、項目の1番・5番でしょうか?経験上、可能性が低いので後回しにしたのですが点検します。
点検準備として、配線図を用意します。

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この車両はワイパーコンビネーションスイッチからの信号がBCM(ボディコントロールモジュール)に入って、CAN通信でICBM E/R(インテリジェントパワーディストリブションモジュール エンジンルーム)内のフロントワイパーリレーを制御しているようです。

よく見ると、フロントワイパー用のヒューズがICBM E/R内にあります。

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赤丸の20Aヒューズです。点検しましょう。

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白い箱がICBM E/Rです。

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裏返すとヒューズやリレーが並んでます。

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はい、切れてました。新品のヒューズに交換します。
外した部品を組んで作動確認。正常に動きます。
これで作業完了です。

ワイパーの制御回路は単純だという思い込みから、少し遠回りな点検をしてしまいました。次からは配線図は最初から用意しなければいけないと反省しました。
 
 
 




 
 
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ブログ担当の山下でした。

 
 
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