走行中ブレーキを踏んだ時に「ゴーッ」と後ろの方から音がするとの事で入庫しました。整備車両は平成21年登録のトヨタプリウスZVW30です。走行距離は約98000キロ。
リフトアップしてタイヤを外し、ブレーキを点検します。

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右後ろのブレーキディスクに異常がありました。ブレーキパッドが摩耗してなくなったようです。

プリウスなどハイブリッド車のブレーキシステムは、従来のブレーキと発電抵抗によるブレーキ、いわゆる回生ブレーキを併用しています。なので、従来のブレーキのみの車両に比べてブレーキパッドやブレーキシューが長持ちすると言われています。
整備士仲間の話で、「10万キロすぎてもまだ半分くらいは残ってる」と聞いたことがありました。
 
 
 
 

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ブレーキキャリパーを外したところ。ブレーキパッドが珍しい減り方をしています。
 
 
 
 

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なぜかナナメに減っています。
 
 
 
 

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内側のブレーキパッドは6mmくらいは残っています。これも不思議ですが、理由はすぐにわかりました。
 
 
 
 

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赤丸の部分が錆び付いてまったく動かない状態になっていました。これが原因で外側のブレーキパッドだけが減ってしまったようです。

減ってしまったブレーキパッドの交換と傷んでしまったブレーキディスクローターを交換します。
 
 
 
 

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シリンダーマウンティングをはずします。
 
 
 
 

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ブレーキパッドを押さえる金具はステンレスなので錆びません。その下が錆びています。キレイに錆びを落とします。
 
 
 
 

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新品のディスクローターを取り付けます。新品には錆び止めの為に油が塗ってあるので、取り付ける前にしっかりと洗い流します。
 
 
 
 

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新品のブレーキパッドと比べてみます。新品は10mm以上厚みがあります。
 
 
 
 

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サイドブレーキ機能が内蔵されているリアブレーキキャリパーの場合、ピストンは専用工具で時計回りに押し回すことで戻せます。
 
 
 
 

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この時、ブレーキパッドの出っ張りにピストンの切欠きを合わせる必要があります。
 
 
 
 

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シリンダーマウンティングを取り付け、ブレーキパッドをセットします。
 
 
 
 

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ブレーキキャリパーを取り付けて右側は完了です。
 
 
 
 

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参考にですが、左後ろのブレーキパッドは5mm以上残っていました。

前タイヤのブレーキパッドも、お客様の要望で交換することになりました。
 
 
 
 

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新品と使用済みのブレーキパッドの比較です。上の写真が右側から外したものと新品で、下の写真は左側のブレーキパッド。左の内側が一番薄くなっていました。
錆びが出ていないか点検して新品を組み込み、ブレーキフルードの液量を調整したら作業は終了です。
 
 
 




 
 
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。

 
 
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