平成21年登録のダイハツムーヴL185Sのオイル漏れ修理です。車検で入庫した車両になります。受入検査でエンジンからオイル漏れしていましたので修理することになりました。
初期型のKFエンジンからのオイル漏れはよくある不具合の1つです。メーカー保証で対応してくれることがありますので、気になる方はお近くの販売店まで相談されることをお勧めします。

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フロントバンパーの隙間からエンジンを見たところです。
エアコンのコンプレッサーの後ろあたりがエンジンオイルでかなり汚れています。

では、オイル漏れ修理の流れを少し紹介します。
 
 
 
 

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まずフロントバンパーを外します。プラスチック製のクリップ16カ所を外していきます。ナンバープレートは先に外しました。
 
 
 
 

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タイヤハウスの内側カバーを開けて、フォグランプのコネクターを外します。
写真は左側です。右側も同様の手順で外します。
 
 
 
 

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フロントバンパーの左右の端は、外側に引っ張り出してから前側に外します。
これでフロントバンパーは外すことが出来ました。
 
 
 
 

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ここで再度エンジンオイル漏れの場所を説明します。
エンジンヘッドとエンジンブロックとタイミングチェーンカバー3点がT字に合わさる部分からエンジンオイルが漏れて来ています。
タイミングチェーンカバーからのオイル漏れということで、今回の作業はメーカー保証の対応をとらせて頂きました。
 
 
 
 

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バッテリーを外します。
 
 
 
 

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車体の右側、エンジン横のカバーを外します。
 
 
 
 

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エンジンオイルを抜き取ります。オイルフィルターも一度外して中のオイルを抜き取ります。ここで新品のフィルターを取り付けても汚れてしまうので、古いのを仮付けしておきます。
 
 
 
 

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エンジン冷却水を抜き取ります。
 
 
 
 

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すでにエアダクト・エアクリーナーボックスのフタ・イグニッションコイルは外してあります。
エアクリーナーボックスの下側を外します。
 
 
 
 

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配線・スロットルワイヤーを外します。
 
 
 
 

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ホースを外し、インテークマニホールドを外します。
 
 
 
 

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インテークマニホールドを外したら、発電機が見えてきます。
発電機を外す準備として、バッテリー端子とコネクターを外しておきます。
 
 
 
 

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マフラーを外します。
 
 
 
 

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ホースメントとフードロックサポートを外します。
 
 
 
 

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A/Fセンサー・遮熱板を外し、エキゾーストマニホールド一体の触媒を外します。
 
 
 
 

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冷却系統のホースとラジエーターのサブタンクを外します。
ヒーターホースは2本あり、1本はアッパーホースの下に隠れています。
 
 
 

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ホース類を外したあとです。
 
 
 
 

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冷却水のドレンボルトを外し、エンジン内から冷却水を抜き取ります。
 
 
 
 

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エアコンコンプレッサーをエンジンから切り離します。
 
 
 
 

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発電機・ウォーターポンププーリーを取り外します。
 
 
 
 

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オイルパンを外すためにはトランスファを外す必要があります。(4WD車のみ)
 
 
 
 

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右ハブのセンターナットとロアボールジョイントの接続部を外します。
 
 
 
 

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右ドライブシャフトの外側をハブから引き抜きます。
 
 
 
 

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続けてドライブシャフトの内側を引き抜きます。
 
 
 
 

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トランスファとプロペラシャフトをボルト4本外して切り離します。
プロペラシャフトはロープで吊り下げておきます。
 
 
 
 

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トランスファの取り付けボルト3本と補強フランジの取り付けボルト2本、マウントボルト1本を外します。
 
 
 
 

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トランスミッションからトランスファを軽くこじりながら引き抜きます。
 
 
 
 

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取り外したトランスファと、外した後の写真です。
CVTオイルが出てしまうので、最後に補充が必要になってきます。
 
 
 
 

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オイルパンを外します。
ナットは4個、ボルトは合計11本外します。
 
 
 
 

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私の場合ですが、オイルパンが外しやすく思えるのでスタッドボルト4本を外してしまいます。
 
 
 
 

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液状ガスケットでしっかり張り付いているので、出っ張り2カ所を利用してこじるように剥がします。
 
 
 
 

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外したオイルパン内。よごれが大分溜まっています。
 
 
 
 

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エンジンヘッドカバーを外します。
 
 
 
 

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クランクプーリーにある合いマークを圧縮上死点に合わせます。
 
 
 
 

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カムシャフト側の合いマークが見える位置であれば圧縮上死点です。
 
 
 
 

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ウォーターポンプを外します。
 
 
 
 

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エンジンに傷をつけないよう注意しながら、ジャッキでエンジンを支えます。
 
 
 
 

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エンジンマウントを外します。6本のボルトのうち1本は下から外します。
 
 
 
 

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エンジンを少し下げて、クランクプーリーを外します。
 
 
 
 

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VVTコントロールバルブを外します。
 
 
 
 

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タイミングチェーンカバーを外します。
 
 
 
 

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チェーンテンショナー・チェーンスライダー2本を外します。
そのあとタイミングチェーンを取り外します。
 
 
 
 

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カムシャフト2本を外します。
 
 
 
 

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バルブリフター12個を外します。場所が決まっているので、わからなくならないよう注意します。
ダブルヘキサゴンレンチを使ってヘッドボルトを外側から少しずつ順番に緩め、外します。
 
 
 
 

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これがダブルヘキサゴンレンチです。12の角で強く締めることが出来ます。
 
 
 
 

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シリンダーヘッドを外したところ。古いヘッドガスケットが残っている状態です。
ここから折り返しの作業で、各部品をクリーニングしながら組み立てていきます。
 
 
 
 

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シリンダーブロックの上面・側面をキレイにしたところ。
 
 
 
 

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新品のガスケット・ボルト類です。セットでメーカーから供給されます。
 
 
 
 

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新品のヘッドガスケットをセットします。
 
 
 
 

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クリーニングしたシリンダーヘッドをセットして、新品のヘッドボルトを37N・mで内側から順番に締め付けます。
 
 
 
 

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ヘッドボルトの頭にペイントでマークを入れ、内側から順番に180度締め込みます。
 
 
 
 

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タイミングチェーンには3カ所、プレートが濃いところがあります。
 
 
 
 

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カムスプロケットとクランクスプロケットの合いマークそれぞれに、タイミングチェーンの濃いプレートを合わせます。
合いマークがズレないようにチェーンスライダーを2本取り付けます。
 
 
 
 

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チェーンテンショナーのプッシュロッドを押し込んでロックします。
 
 
 
 

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チェーンテンショナーを取り付けたら、ロックを解除します。
 
 
 
 

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タイミングチェーンカバーを取り付けます。Oリングが1カ所入ります。
 
 
 
 

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オイルパンを取り付ける際、オイルフィルター横のスタッドボルトにはオイルが漏れないように、液状ガスケットを塗り取り付けます。
 
 
 
 

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バッテリーを外したので、コンピューターの学習値がリセットされます。
なので、アイドルスピードコントロールバルブを掃除する必要があります。

残りの組み立て作業は逆手順なので割愛させて頂きます。
エンジンオイル・冷却水の注入、CVTオイルの補充など完了したら、試乗をして不具合がないか確認します。
 
 
 
 

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各部オイル漏れが無い事を確認して、今回の作業は完了とします。
 
 
 




 
 
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。

 
 
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