今回の整備車両は、トヨタ平成17年ヴィッツKSP90です。
症状は走行中にエンジンが止まってしまうとの事。
ガソリンスタンドで一度見てもらったそうなんですが、「スパークプラグがダメじゃないかな」と言われたそうです。
入庫時に走行点検しましたが、特に不具合は起こりませんでした。

コンピュータ診断機でダイアグノーシスを調べます。

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  • イグナイタ系統3
  • エンスト検出
  • 始動不良
  • アイドル不安定

エンジンコンピュータに記録が残っていました。
イグナイタ系統3はイグニッションコイル3番に点火信号送っても点火確認信号が返ってこない時に検出。
エンスト検出・始動不良・アイドル不安定は状況をそのまま表してます。

アイドル不安定と始動不良にはフリーズフレームデータが残っていました。
アイドル不安定では車速4km/h・スロットル開度0°という情報から、おそらく停車寸前と読み取れます。
エンジン回転数が377r/minと異常に低いので、その後エンストしたのだと思われます。
始動不良は今回の不具合との関係性はわかりません。

イグニッションコイルとスパークプラグを点検します。
 
 
 
 

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イグニッションコイルとスパークプラグに異常は見つかりませんでした。

停車寸前からのエンストした事から考えると、スロットルの汚れが思い当ります。実はよくある事例だからです。
スロットルが許容範囲以上に汚れてくると、減速から停車アイドリング状態への移行がスムーズに出来なくなるのだと思われます。

実際にスロットルボディーを外して点検します。
 
 
 
 

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赤丸の部品がスロットルボディーです。
 
 
 
 

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結構な汚れが溜まってます。
クリーナーで綺麗に洗い流します。
 
 
 
 

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綺麗になりましたので組み付けます。
 
 
 
 

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スロットルボディーの清掃を行った場合は、必ずエンジンコンピューターのスロットル学習値リセットを行います。
バッテリー横のヒューズボックス内、EFIヒューズとETCSヒューズを同時に抜いて60秒以上待ってから取り付けます。
エンジンを暖機後、アイドル回転数が正常値にあるか確認して作業完了です。

作業後に試乗してみたのですが、明らかにエンジンの調子が良くなった感覚があります。Dレンジに入れて停車している時のエンジンのガクガク感が消えています。
スロットルボディーの清掃は定期的に行う事をおすすめします。
 
 
 

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ブログ担当の山下でした。

 
 
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