走行時に水温が下がる
サーモスタット交換
停車してアイドリング状態の時は、水温計の針は上がってくるのですが、走行すると水温が下がってしまうのは、典型的なサーモスタットの不具合になります。
車両は車検で入庫の平成12年のキューブAZ10です。
サーモスタットというのは、エンジンの冷却水を冷やすラジエーターという部品に、冷却水を止めたり送ったりする弁の事です。
水温が上がってくると開いてラジエーターで水を冷やし、ほどよい水温になったら閉まる、という事を繰り返し行っている重要な部品です。
今回は開きっぱなしになりましたので、冷え過ぎな状態(オーバークール)になりました。エアコンのヒーターは冷却水の熱を使っていますので、冬場寒いことになります。
もし反対に閉じっぱなしになりますと、エンジンがオーバーヒートして最悪エンジンが焼き付いてしまいます。
では交換していきます。
わかりにくいですがここにサーモスタットが入っています。
外したところです。矢印の所に隙間が空いてます。常温では閉じていなきゃいけません。
新品と比べてみます。見た目は変わっていますが、機能は一緒。
この車両のサーモスタットは水温が82℃になると全開になります。
新品を組み込んだところ。エア抜き穴がついているので、上側にもってきます。
取付ボルトをトルクレンチで締めます。あとは冷却水を注入します。
うちでは真空引きで冷却水を注入する機械を使っています。
サーモスタット交換はこれで完了です。
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ブログ担当の山下でした。
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