車検整備(フロントブレーキ編)
フロントブレーキの整備
ブレーキは自動車の3大定義「走る」「曲がる」「止まる」の止まるを受け持つ重要な部分です。
車検では、ブレーキの消耗する部分の残量や傷み具合、錆びが出て動きが悪くなっていないか等を点検整備したのちに、車両ごとに決められた制動力(止まる力)をクリアしているかどうか、専用の検査機器を使って調べます。
また、お客様のご意見に多い「ブレーキがキーキー鳴く」という症状の改善にも努めさせて頂いております。
では、実際行っている整備手順の例を紹介します。
まずはディスクブレーキの分解整備です。
ディスク(円盤)をブレーキパッド(板)でギュ~っと挟んで止める、という事をしてます。
乗用車のフロントブレーキは、ほぼこのタイプになってます。
ディスクの段付きや錆びを点検します。
ボルトを1本外しブレーキキャリパーを開けます。
ブレーキパッドを押すピストンのカバー内の点検。
カバーの中が錆びるとブレーキが機能しなくなるので大変危険です。
ブレーキパッドの残厚を点検します。
新品では10mmくらいあり、残厚が3mm切るくらいで交換をおすすめしてます。
スライドピンという部分。矢印の方向にスムーズに動くか、また錆びていないかを点検します。
組み付け時にブレーキパッドの角や表面を軽くならしておきます。
ブレーキの鳴き止めグリスを赤線部に薄く塗って組みます。
ブレーキディスクの角もならしておきます。
同時にタイヤが外れなくならないように、専用グリスを塗って完了です。
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。
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