ダイハツ車フロントハブベアリング交換
車検で入庫した車両になります。
平成17年登録のダイハツテリオスキッドJ111Gです。
車両引き取りの際、「ゴォ~~~」という走行ノイズが非常に気になりましたので原因を調べました。
リフトアップしたところ、左側フロントのタイヤに少々ガタつきがあります。手でタイヤを回すと多少ゴロつきも感じられます。
タイヤを回すためのベアリング、いわゆるハブベアリングがダメになっているようです。
では簡単にですが交換手順をご紹介します。

タイヤをはずした状態から、まずブレーキをはずしていきます。
ブレーキキャリパーを丸ごとはずして、邪魔にならないようロープで縛っておきます。

ブレーキディスクローターをはずします。
サビて簡単に取れない場合は、取り外し用にネジ穴が設けてありますのでボルトをねじこんでいけば簡単にはずせます。



まわり止めの割ピン・キャップをはずし、ナットをはずしてドライブシャフトを抜けるようにします。




タイロッドエンドとロアーアームをステアリングナックルから切り離します。

サスペンションとの取り付けボルトをはずせばステアリングナックルが車両からはずれます。

アクスルハブをステアリングナックルからはずします。

圧入されているので、プーラーで押し出します。

抜けました。
ハブベアリングの部品、インナーレースという部分が必ず付いてきちゃいます。

プーラーのツメが入るように、バイス台に固定してタガネでたたき隙間を作ります。

プーラーで引き抜きます。

タガネで叩いたところは少し荒れますので、必ずヤスリで整えます。

ハブベアリングをステアリングナックルからはずす準備をします。
抜け防止用のスナップリングをはずします。


あとはプレス機で押し出せばはずれます。
ここから折り返しで新品のハブベアリングを組み込んでいきます。


ハブベアリングをプレス機で圧入して、スナップリングを忘れずに取り付けます。

アクスルハブを圧入します。


スムーズにまわることを確認して、車両にステアリングナックルを取り付けます。タイヤを取り付けた後も、ガタつき・ゴロつきが無い事を忘れず確認。


試乗点検ののち、サイドスリップ調整とハンドル位置合わせを行ってすべての作業が終了です。
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ブログ担当の山下でした。
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