バネット(ボンゴ)のエンジンがかかりにくい症状
エンジンがかかりにくくて使いにくいと修理依頼を受けました。平成6年式ニッサンバネットSS28VNです。いわゆるOEM生産車両でマツダボンゴがベースになります。この車両は私有地の作業車として使われてるのでナンバーが付いていません。現場に出張して点検修理します。
エンジンがなかなかかからずバッテリーを上げてしまったようなので、まずはバッテリーを持ち帰り充電します。マイナス側のターミナルが割れてしまっていたので、修理の段取りもしておきます。
マイナスターミナルを交換修理してバッテリーを搭載。
エンジンをかけようとしてみましたが、かかりそうでかかりません。アクセルを煽りながらだと何とかかかります。
あと、キーをオンにしたときグローリレーが「カチッカチッカチッ」と断続しています。状況からグロー系統に不具合があるとみて点検してみます。
グロープラグ手前の配線コネクターをはずし電圧を測ります。
グローリレーがオンになったときは約12.7Vとバッテリー電圧がかかています。
次にグロープラグの点検です。
1番のグロープラグ、導通なしです。電圧かけても熱くなりません。
2番は約43Kオーム、電圧かけても熱くはなりませんでした。
3番のグロープラグは導通あり、電圧をかけたら煙が出るほど熱くなります。火傷に注意しましょう。
4番のグロープラグも導通なし。内部断線してます。
3番のグロープラグ以外は壊れていました。お客様に説明して注文します。
なかなか高価なグロープラグ。マツダの上にニッサンのシールが・・・。
3本交換してエンジンをかけてみます。少しもたつきましたが、楽にかかるようになりました。ただ、グローリレーの「カチカチ」はそのままです。他に何かしら不具合が残っているようですが今回は保留にします。
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ブログ担当の山下でした。
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