ハイエースレジアスのブレーキホース交換
車検で入庫した平成9年登録のトヨタハイエースレジアスRCH41Wです。
点検でフロント側のブレーキホースがかなり傷んでいたので、交換することにしました。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0054-2-e1468758049284.jpg)
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0055-2-e1468758079841.jpg)
フロント側のブレーキホース(左)の根本部分です。表面の被覆がヒビ割れてメッシュの層が見えています。強くブレーキを踏みこんだときにこの部分から破裂する危険性があります。
では、部品を交換していきます。
ブレーキホースは外して新品を取り付けるだけの、非常に簡単な作業です。ただ、ブレーキホースを外している間、ブレーキ液がどんどん出てきてしまいます。それを防ぐために少し工夫をします。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0058-2-e1468925438602.jpg)
ブレーキの構造上、ブレーキペダルを少し踏み込んだ状態にすれば、ブレーキホースを外してもそれほどブレーキ液が出てこなくなります。
なので、ブレーキスイッチのところに1cmくらいの厚みがあるもの(写真ではタガネを使用)を差し込んでおきます。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0060-2-e1468934441166.jpg)
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0061-2-e1468934729852.jpg)
ブレーキホースの車体側の接続部です。フレアナットという部分を専用の工具、フレアナットレンチで緩めます。
スパナやモンキーレンチでも緩めることは出来るのですが、ナットをなめてしまう可能性が高いです。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0062-e1468935149541.jpg)
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0063-2-e1468935133763.jpg)
フレアナットを緩めたら、ブレーキホースを固定しているピンを引き抜きます。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0059-2-e1468935505683.jpg)
次に、ブレーキ側の接続部を外します。
バンジョーボルトという中が空洞になっている特殊なボルトを外すだけです。ブレーキ液を漏れないようにするために、銅製のワッシャーが上下に1枚ずつ入っています。
![レジアス ブレーキホース交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0053-2-e1468936972875.jpg)
新品のブレーキホースと銅ワッシャーです。銅ワッシャーは基本的に再使用不可です。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0065-e1468937394208.jpg)
ブレーキホース(左)の形状を確認して取り付けます。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0067-2-e1468937651576.jpg)
銅ワッシャーをはさみつつ、バンジョーボルトをセットします。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0068-e1468937756951.jpg)
ここで1つポイントがあります。
ブレーキホースを外す時は、車両側・ブレーキ側どちらから外してもよいのですが、取り付ける際はブレーキ側から取り付けます。理由はブレーキホースが変にねじれないようにするためです。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0069-e1468939094309.jpg)
ブレーキホースが変にねじれない位置で車両側のステーに差し込んで、フレアナットを仮付けします。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0070-e1468939277150.jpg)
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0071-e1468939395281.jpg)
固定用のピンを差し込んでから、フレアナットを本締めします。
これで左側は交換完了。
![](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0072-e1468939496818.jpg)
右側のブレーキホースも同様に交換します。最初にブレーキスイッチのところに差し込んだタガネを忘れずに抜いてから、ブレーキ液のエア抜き・交換作業をします。
最後にブレーキ液がもれてこないことを確認したら作業完了です。
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ブログ担当の山下でした。
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