シエンタ(NCP81G)オートスライドドア故障
左側のスライドドアがオートで閉まらないとの事で入庫したお車です。
平成17年登録のトヨタシエンタ・NCP81Gです。
不具合の状況ですが、ドアのハンドルを使ってスライドドアを開閉するとき、ハンドルを引きっぱなしにすれば開け閉め出来ます。
ハンドルを軽く「ちょん」と引いてオートで開閉させても、「ガチン」と何かが引っかかって開け閉め出来ません。
確認のために運転席にあるスライドドアの開閉ボタンを使用します。
こちらも開こう・閉まろうとはするのですが、「ガチン」と引っかかって止まります。
スライドドアの下側のレール辺りについている、ロックが解除出来ていないようです。
スライドドアの内貼りを外して原因を確認します。
リアドアフレームガーニッシュという部分を外します。縦長のカバーですね。室内側に引っ張るだけで外れます。
次にドアトリムカバーを外します。
ドアハンドルの横のねじを1本外して、ドアのカギをロックの状態にします。
あとは下の方から室内側に引っ張れば外れてきます。
パワーウインドウスイッチのコネクターを最後に外します。
確認すると、スライドドアロックリリース(レリーズ)モーターが動いていませんでした。
手動でドアハンドルを動かすと、このようにドアロックのワイヤーが引かれます。
こちらはスライドドアロックリリース(レリーズ)モーターの動きです。
動かないので手で動かしていますが、ドアハンドルを引いたときと同じようにドアロックのワイヤーが引かれます。
スライドドアロックリリース(レリーズ)モーターを動かすための電源は大丈夫でした。
スライドドアロックリリース(レリーズ)モーターに直接電気を流しても動かなかったので、ここの故障で間違いないでしょう。
修理には中古品で丸ごと交換します。スライドドアコントロールアタッチメントという名前です。
スライドドアモーターとリアドアワイヤーを外してずらします。
スライドドアコントロールアタッチメントの取付ボルトを外して、車両前方にずらします。
ドアガラスとレギュレーターのアームを外して、スライドドアコントロールアタッチメントをドアから取り外します。
レギュレーターのアームは水平位置にしないと取り外すことが出来ませんでした。
後は逆の手順で組み立てます。作動確認をして作業終了としました。
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。
グーネットピット始めました。是非ご利用下さい。
↓こちらから↓
HOMEへもどる
シエンタ81Gのオートスライドドア仕様じゃないですが、ユニットを付けてオートにできますか?
オノ様、お問い合わせありがとうございます。
不可能では無いと思われますが、莫大な費用がかかると思いますのでお勧めはしません。
ドア交換・室内配線引き直しなどの作業が発生すると思います。