ハスラー(MR31S)のオイルシール保証交換
今回は平成28年登録のスズキハスラー(MR31S)のサービスキャンペーン作業になります。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0008-2-e1476458953485.jpg)
サービスキャンペーンの開始日は平成28年7月29日からで、順番にユーザー様にハガキなどでお知らせするかたちとなります。
不具合の内容は次のようになります。
四輪駆動車のリヤアクスルハウジングにおいて、デフオイルを密封するためのオイルシールの材料および形状が不適切であったため、使用過程において、シール面が異常摩耗したり、リヤアクスル内の回転軸へのシール追従性が不足することによって、オイル密封性が低下することがあります。そのため、デフオイルが外部へ漏れるおそれがあります。
(スズキホームページより引用)
文章では少々わかりにくいと思いますので、実際の作業写真で説明させて頂きます。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0011-2-e1476460279442.jpg)
右後ろのタイヤを外して、後ろから見たところです。
楕円のところ、内部にオイルシールというゴム製の部品が入っています。このオイルシールがいまいちだったので、改善品に交換することが今回の作業内容になります。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0012-2-e1476532552285.jpg)
まずブレーキドラムを外します。これはリアブレーキの外側の部品です。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0013-2-e1476534900197.jpg)
ブレーキドラムを外すと、ブレーキシューが見えます。
上部の銀色の部品にピストンが入っていて、ブレーキを踏んだときに左右に出てブレーキシューをブレーキドラムに押し付けるわけです。
ここに漏れ出たオイルが付着するとブレーキが効きにくくなって危ないですよね。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0014-e1476536260131.jpg)
ブレーキシューを外しました。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0015-2-e1476536420171.jpg)
ブレーキパイプを切り離します。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0016-2-e1476537017380.jpg)
バックプレートを固定しているボルト4本を外します。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0017-2-e1476537333515.jpg)
パーキングブレーキワイヤーを引き抜きます。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0018-2-e1476537708992.jpg)
アクスルシャフトを丸ごと引き抜きます。
確認したところ、デフオイルは漏れて来ていませんでした。オイルシールとガイドだけの交換を行います。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0019-e1476538499883.jpg)
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0020-2-e1476538624209.jpg)
見えました。アクスルハウジング内に問題のオイルシールが打ち込まれています。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0021-e1476539181778.jpg)
オイルシールを外して、キレイにクリーニングしました。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0022-e1476539296392.jpg)
メーカーから支給されたオイルシールを打ち込みます。
![ハスラー オイルシール保証交換](https://asai-mt.com/wp-content/uploads/2016/10/DSC_0023-e1476539393617.jpg)
あとは逆の手順で組み付けます。
反対側、左のオイルシールも同様に交換したのち、ブレーキのエア抜きを行い作業終了になります。
もしも、デフオイルが漏れてしまっていた場合は、状況に応じてベアリングやブレーキシューなど各部品を無償交換します。
ダイレクトメールが届いた方はもちろん、気になる方もお気軽に販売店までお問い合わせください。
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。
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