シエンタ(NNP10)のスタビ・リンクロッド交換
嫁ぎ先が決まった中古車の整備です。平成21年登録のトヨタシエンタNNP10、走行距離は48539kmです。
今回はスタビライザーのリンクロッドという部品の交換について書きたいと思います。
スタビライザーとは車がカーブなどを曲がった時にだけ作用するバネのことです。
フロント側のスタビライザーの位置と、交換するリンクロッドの位置です。リンクロッドとは、スタビライザーとロアアームとの接続部のことです。
左右のリンクロッドです。芯棒・ゴムブッシュ・丸い鉄板で構成されています。カーブを曲がるたびに結構な荷重がかかるところなので、古くなるとゴムのブッシュが割れたり、たまに芯棒がポッキリ折れたりします。ゆえに、定期的に交換が必要になってきます。
交換作業に入ります。
左右、上下4カ所のナットを外し、丸い鉄板でおさえてあるゴムブッシュを外します。
スタビライザーを持ち上げて、リンクロッドを取り外します。
外したリンクロッドです。
右側がまとめたもので、左側がバラして並べた感じです。
ゴムのブッシュが潰れて、ヒビ割れてヒドイ状態でした。
新品のリンクロッドセットです。
組み込む順番に、横一直線にならべてみました。
取り付け作業には少しだけコツがあります。
まず、左右同時にリンクロッドをロアアームとスタビライザーのあいだに挟みます。
次に下側をつけるのですが、中間のゴムブッシュ出っ張りを下の輪っかにはめ込みます。
下側左右とも仮に取り付けます。まだナットは締め込みません。
ここで本締めしちゃうと上のゴムブッシュが取り付け出来なくなってしまいます。
上側のゴムブッシュを仮付けします。ネジの長さがギリギリなので、気合が必要です。
4カ所ナットを仮付けしてから、最後に本締めします。
これで作業は完了です。
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ブログ担当の山下でした。
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