ダイハツブーン(M300S)の雨漏り保証修理
ダイハツブーン・ブーンルミナス・クーで雨漏りに関するサービスキャンペーン(無料修理)が実施されることになりました。
トヨタではパッソ・パッソセッテ・bBが同じく対象車両になります。
サービスキャンペーン内容。
車両の現象
ルーフパネル前端接合部のシーラ塗布作業が不適切なため、塗布量が不足しているものがあります。そのため、使用過程でシーラに亀裂が入り、雨水等が車内に浸入し、前席足元が濡れるおそれがあります。
改善の内容
全車両、シーラ補修を行います。
ダイハツHPから引用
では、実際の作業工程を紹介します。
参考車両は平成18年登録のダイハツブーンM300Sです。
まず、ルーフモールという部品を外します。車両の天井にあるミゾに取り付けてあるカバーのようなものです。左右2本あります。
運転席側フロントガラスの上部の角です。汚れを洗い流しました。
雨漏りの原因となるシーラーのヒビ割れが確認出来ます。
こちらは助手席側です。みごとにヒビ割れています。
ピラーのカバーを外してみると、水が溜まっていました。雨水の侵入は確定です。
次に、電装関係に水分が侵入していないか調べていきます。
グローブボックス裏にある、ヒューズ&リレーボックスです。茶色いドアコントロールリレーも外して確認しましたが、水分や腐食はありませんでした。
助手席足元にあるコネクタージャンクション。すべてのコネクターを外して腐食していないか確認します。ここも無事でした。
運転席足元のコネクターもすべて確認します。ここも腐食などはありませんでした。
では、雨漏りしているところを修理します。
よごれないように養生します。
古くなってヒビ割れたシーラーを削り取ります。
続いて新しくシーラーを塗っていくので、しっかりと脱脂を行います。
ルーフモールを取り付けるためのクリップとボディーの隙間に、ストローをうまく使用してシーラーを注入します。
ボディーの隙間にコテを使ってシーラーを押し込みます。
薄く広くシーラーを塗り広げます。
クリップの穴にもシーラーを詰めて隙間をなくします。
反対側も施工して、このままシーラーが固まるまで待ちます。結構時間がかかりますので、車両は次の日までお預かりしました。
サンバイザーを外した穴へ、エアーガンで圧縮エアーを吹き込みます。
塗布したシーラーが風船のように膨らんでこなければオッケーです。
念のため水もかけて漏れてこなければ、ルーフモールを取り付けて作業完了です。
対象車種の方にはハガキなどでお知らせが行くようになっていますが、気になる方はお近くの販売店にお問い合わせください。
もちろん浅井自動車でも受け付けています。お気軽にどうぞ~。
閲覧ありがとうございました。よろしければ他のスタッフブログもご覧いただければ幸いです。
ブログ担当の山下でした。
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