キューブ(BGZ11)のオーバーヒート
平成22年登録の日産キューブ(BGZ11)、走行中に赤いランプが点灯したということでレッカー搬送されて入庫しました。
お客様の話によると、どうやら赤色の水温警告灯が点灯したということです。
エンジン警告灯も点灯していましたので、スキャンツールで確認します。
P1217オーバーヒートが出力されていました。
ラジエーターサブタンクを確認すると冷却水はカラになっています。
圧力をかけて冷却水が漏れている場所を調べます。
確認すると、ラジエーターから漏れていました。
新品のラジエーターに交換します。念のため、サーモスタットも同時に交換します。
まずは冷却水を抜いてからフロントバンパーを外します。
エンジンのエアダクトを外します。
ラジエーターアッパーホース及びロアホース、ミッションオイルのホースを外します。
ラジエーターファンの配線を外します。
ヘッドライトを左右とも外します。
ラジエーターのサポートアッパーを外します。
ラジエーターを上に引き抜きます。
ラジエーターファンを取り外します。
アッパーホースが繋がるところの下あたりから冷却水が漏れていました。
新品のラジエーターです。逆の手順で組み立てます。
サーモスタットを取り替えます。
これは外したサーモスタットです。
そして、こちらが新品のサーモスタット。
エア抜きの穴を上にして組み込みます。
車両には水温計が付いていないタイプなので、スキャンツールのデータモニターを使用しながら暖気・エア抜きを行います。
余談ですが、水温が95度でクーリングファンONで90度まで下がるとOFFになりました。
懸念していたエンジンへのダメージは大したことないようなので、冷却水の漏れがないことを確認して作業終了としました。
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ブログ担当の山下でした。
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