カーエアコンの修理・リフレッシュ作業
カーエアコンが効かなくなる理由
季節の変わり目に「おや?」と気が付くカーエアコンの不調。
原因はさまざまですが、ここでは大きく4つ挙げさせてもらいます。
①冷媒ガスが漏れる。
充填されているガスが経年劣化等で減ること。
②冷媒ガスが流れる通路が詰まる。
冷媒ガス中に混入した不純物や水分で配管内のどこかが詰まること。
③コンプレッサーが壊れる。
冷媒ガスを圧縮する機械が機能しなくなること。
④冷却ファンが壊れる。
圧縮した冷媒ガスの熱を取る扇風機が何かの理由で動かなくなること。
上記の原因が起こるとカーエアコンが効きにくくなりますので一度点検しましょう。
カーエアコンのリフレッシュは必要?
まずカーエアコンのリフレッシュ作業とは。
・初めに冷媒ガスを専用の機械で一度回収します。
・次に配管内を専用機械で真空状態にします。
・最後に不純物を取り除いた冷媒ガスと潤滑オイルを規定量充填します。
以上の作業を1セットで行うことをリフレッシュ作業と呼んでいます。
リフレッシュは前項で挙げた①と②に効果があります。
つまりは故障の予防や早期発見に繋がりますので、是非ともカーエアコンのリフレッシュをお試しください。
それでは実際のリフレッシュ作業を実車を使用して説明したいと思います。
実演!リフレッシュ作業
こちらは代車で使用しているマツダ デミオです。
平成24年登録の車両ですので12年経った車両です。
そして、こちらがカーエアコンのガス回収・真空引き・充填を行う機械です。
冷媒ガスのHFC-134aに対応したハイブリッド車・EV車にも使用できます。
この日の外気温は25.9度でした。
エアコンの設定はクールMAX・最大風量・吹き出し口正面で温度を計ります。
真ん中の吹き出し口で6.6度まで下がりました。
冷媒ガスの圧力ゲージは正常な範囲でした。
ここからカーエアコンのリフレッシュ作業に入ります。
この車両の冷媒ガス充填量は500グラムです。
ところが冷媒ガスを回収したところ、371グラムでした。
足りない100グラムほどは、おそらくパッキンなどの継ぎ目から長い年月を経て少しずつ漏れ出た分だと思われます。
続きまして真空引きを行います。
これにより配管内の残留ガスや水分を無くします。
最後に冷媒ガスと潤滑オイルを充填します
冷媒ガス470グラムと潤滑オイル(ガス30グラム含む)を同時に充填していきます。
こちらがリフレッシュ作業終了後の吹き出し口温度です。
6.3度まで下がりました。
このようにカーエアコンのリフレッシュ作業は効果があります。
気になる方は南自動車 能美店まで一度お問い合わせ下さい。
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