ミラL500Sのリアブレーキ液もれ修理
車検で入庫しましたダイハツミラL500Sです。
リアブレーキを点検したところ、ホイールシリンダという部品からブレーキ液がもれていました。
カバーをめくってみるとブレーキ液が出てきます。このままでは、いずれブレーキが効かなくなってしまいます。分解して修理をします。
スプリングを飛ばさないよう注意しながらブレーキシューをはずします。
裏側から見たところです。ブレーキパイプのフレアナットと取付ボルト2本をはずし、ホイールシリンダーを取り外します。
取り外したホイールシリンダーをさらに分解しました。
ピストンが左右に入っています。左上の小袋は「ホイールシリンダーカップキット」という新品のゴム部品セットです。
ピストンに取り付けてある「カップ」というゴム製の部品。これが傷むとブレーキ液がもれてしまいます。このカップを交換します。
ブレーキ液もれが原因でシリンダーの内側がサビています。このままではまたすぐにもれてしまいます。
ホーニングしてサビをキレイに落とします。
少~し段付きがあります。許容範囲の判断でそのまま使います。
ピストンも傷んだカップをはずしてサビを落としました。
これに新品のカップとカバーを取り付けます。
ブレーキラバーグリスを使い組みあげます。
逆の手順でブレーキを組み立てます。
サイドブレーキワイヤーをアームに引っかけます。
後ろ側のブレーキシューを定位置に取り付けます。
スプリングを引っかけてから前側のブレーキシューを定位置に取り付けます。
のこり2本のスプリングを順番に取り付けて完了。
反対側のホイールシリンダーも同じ要領で修理します。
機械を使ってブレーキ液のエア抜きと交換を行います。
この後、ブレーキのすきま調整をしてからブレーキドラムをかぶせます。
ブレーキを強く踏み込んでブレーキ液がもれてこないことを確認します。
大丈夫なのでブレーキドラムを取り付けます。
センターナットを規定トルクで締めたあと、割ピンが入る位置まで締め込みます。割ピンをしっかり曲げてフタを閉めます。これで作業完了です。
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ブログ担当の山下でした。
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