ハイゼットトラック(S210P)のタイミングベルト交換
車検で入庫しました平成18年6月登録のダイハツハイゼットで、型式はS210Pです。エンジン型式はEF-SE、シングルカムのエンジンになります。
走行距離が丁度10万キロを超えたところなので、タイミングベルトの交換をすることとなりました。
まずは運転席をめくったところからの作業になります。
クーラーベルトをコンプレッサーを動かして外します。
調整部のボルト1本と支点のボルト2本を緩めれば外れます。
発電機とウォーターポンプを回すベルト、いわゆるファンベルトも同じように外します。
発電機の調整部ボルト1本と支点ボルト1本を緩めて外します。
ボルト4本でとまっているウォーターポンプのプーリーを外します。
クランクプーリーを外します。ここの取付ボルトは稀に固く締まっていて、手こずることがあります。
カム角センサーのコネクターと配線の結束3カ所、取付ボルト5本を外して、タイミングベルトカバーを取り外します。
この5カ所でボルト止めされています。
クランク側に入れてあるタイミングベルトを押さえるためのフランジを外します。
こちらが表です。
こちらが裏で、タイミングベルトを押さえる側です。
表側に反っているので、裏表を逆に組み付けるとタイミングベルトが削れてしまいます。
タイミングベルトを外す前に、圧縮上死点に合わせます。
テンショナーベアリングを外し、タイミングベルトを外します。
ここから折り返しです。逆手順で組み付けていきます。
新品のタイミングベルトとテンショナーベアリングです。
外したものとサイズが同じか必ず確認します。
合いマークが書いてあるタイミングベルトなので、組み付けが楽です。
クランク・カムともに、エンジン側・スプロケット側・タイミングベルトの3点の合いマークを一致させて取り付けます。
テンショナーベアリングの調整方法です。
エンジン側に付いているフタを外して、ほどよい長さのM6ボルトを指の力で目いっぱい締め込みます。(ボルトの先は丸く整えてあります)
隙間が13~14mmになっていればテンショナーベアリングを固定します。
M6ボルトを抜いてフタを取り付けて完了です。
クランクシャフトを2回転させてから、再度合いマークの確認をします。
合っていれば、カバー・ファンベルト・クーラーベルト等などを組み付けます。
試乗して問題がなければ作業完了です。
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ブログ担当の山下でした。
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